『隋書倭国伝』（ずいしょわこくでん）

◆説明
□『隋書』、引用した部分の前段には、「内官に十二等あり」と記している。

▼文献
●「訳注　『隋書』倭国伝」→石原編訳[1951→1985：65-73]

■石原道博編訳、1951→1985『[新訂]　魏志倭人伝・後漢書倭伝・宋書倭国伝・隋書倭国伝　中国正史日本伝（1）』岩波文庫（青401-1）.

▼引用
□「其俗、殺人、強盗及姦皆死。盗者計贓酬物。無財没身爲奴。自餘輕重或流或杖。毎訊究獄訟不承引者以木圧膝、或張強弓以弦鋸其項。或置小石於沸湯中令所競・・130　者探之。云理曲者即手爛。或置蛇?中令取之。云曲者即蟄手」（石原編訳[1951→1985：130-131]）
○「その俗、人を殺し、強盗および姦するは皆死し、盗む者は贓を計りて物を酬いしめ、財なき者は、身を没して奴となす。自余は軽重もて、あるいは流しあるいは杖す。獄訟を訊究するごとに、承引せざる者は、木を以て膝を圧し、あるいは強弓を張り、弦を以てその項を鋸す。あるいは小石を沸湯の中に置き、競う所の者をしてこれらを探らしめ、いう理由なる者は即ち手爛ると。あるいは蛇を?中に置きてこれを取らしめ、いう曲なる者は即ち手を蟄さると」（石原編訳[1951→1985：69]）

▼関連
◇魏志倭人伝・東夷伝

◆20100210, 0303, 0523, 20130101

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