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フェミニズム-日本-大正


◆沿革
□1910[明治43]年:大逆事件
□1911[明治44]年:『青鞜』創刊(9月)(〜1916年)
□1913[大正2]年:福田英子「婦人問題の解決」を掲載した『青鞜』発禁(2月)
□1915[大正4]年:母性保護論争前史(〜1917年)▼
□1915[大正4]年:原田皐月・伊藤野枝による堕胎論争▼
□1916[大正5]年:『婦人公論』創刊(中央公論社)
□1918[大正7]年:与謝野晶子・平塚らいてう・山川菊栄による母性保護論争(〜1919年)▼
□1920[大正9]年:新婦人協会結成(平塚らいてう、山田わか、市川房枝ら)(3月)
□1922[大正11]年:治安警察法第5条の一部改正、女子の政治演説会主催と参加の自由がみとめられる。
▼母性保護論争前史
●平塚明子、1915(大正4年11月)「明治より大正に至る我邦の婦人問題」『新日本』5-11(1915-11).→香内編・解説[1984:13-22]
●与謝野晶子、1916(大正5年2月)「母性偏重を排す」『太陽』(1916-2).→与謝野[1916]→鹿野・香内編[1985:136-147]★→与謝野晶子
●平塚らいてう、1916(大正5年5月)「母性の主張に就いて与謝野晶子氏に与ふ」『文章世界』11-5(1916-5).→香内編・解説[1984:38-49]

▼堕胎論争文献
●原田皐月、1915「獄中の女より男に」『青鞜』5-6(1915-6).→加納[1990:94-103]★→原田皐月
●伊藤野枝、1915(大正4年)「私信――野上弥生様へ」『青鞜』(1915-6).→伊藤[1970:148-157]★→伊藤野枝
●平塚らいてう、1915「「個人」としての生活と「性」としての生活との間の闘争について(野枝さんに)」『青鞜』5-8(1915-9).→小林・米田編[1987:58-77]→★平塚らいてう
●山田わか、1915「堕胎について――松本悟郎氏の「青鞜の発売禁止について」を読んで」『青鞜』5-8(1915-8).→加納[1990:127-133]

▼母性保護論争文献
●与謝野晶子、1918「女子の職業的独立を原則とせよ」『女学世界』18-1(1918-1).→香内編・解説[1984:81-84]
●与謝野晶子、1918「女子の徹底した独立」『婦人公論』3-3(1918-3).→香内編・解説[1984:85-86]★→与謝野晶子
●平塚らいてう、1918「母性保護の主張は依頼主義か――与謝野・嘉悦二氏へ」『婦人公論』3-5(1918-5).→香内編・解説[1984:87-91]
●山田わか、1918「今後の婦人問題を提唱す」初出誌不詳『女、人、母』より収録、1918-4〜7と推測.→香内編・解説[1984:91-95]
●与謝野晶子、1918「平塚さんと私の論争――粘土自像」『太陽』24-7(1918-6).→香内編・解説[1984:96-104]
●平塚らいてう、1918「母性保護問題に就いて再び与謝野晶子氏に寄す」『婦人公論』3-7(1918-7).→香内編・解説[1984:105-117]
●山川菊枝、1918「婦人を裏切る婦人論を評す」『新日本』8-8(1918-8).→香内編・解説[1984:117-131]
●山川菊枝、1918「母性保護と経済的独立――与謝野、平塚二氏の論争」『婦人公論』3-9(1918-9).→香内編・解説[1984:132-146]
●山田わか、1918「母性保護問題――与謝野氏と平塚氏の所論に就て」『太陽』24-11(1918-9).→香内編・解説[1984:147-160]


▼引用文献
■伊藤野枝、1970『伊藤野枝全集 下』學藝書林.
■香内信子編・解説、1984『論争シリーズ1 資料 母性保護論争』ドメス出版.
■鹿野政直・香内信子編、1985『与謝野晶子評論集』岩波文庫.
■小林登美枝・米田佐代子編、1987『平塚らいてう評論集』岩波文庫.
■加納実紀代、1990『思想の海へ[解放と変革]22 自我の彼方へ――近代を超えるフェミニズム』社会評論社.
▼関連

◆20110405, 0406, 20121225, 20130922*

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