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雇用対策-非正規就業者


◆若者の非正規雇用
□「近年、若年層において被正規雇用の労働者率が大きく上昇している。
 ここで、20歳代及び30歳代の若者が非正規雇用を選択した理由についてみると、男性では、20~24歳では「自分の都合のよい時間に働けるから」という積極的な理由が最も多くなっているが、25~39歳では、「正社員として働ける会社がなかったから」やむ得ず選択したという理由が最も多くなっている」(厚生労働省[2013:141])

◆非正規雇用の現状1
□「雇用者(役員を除く)に占める「パート」や「アルバイト」などの非正規就業者の割合の推移を男女別にみると、男性は昭和62年の9.1%から平成19年には19.9%と、ほぼ2割に達している。また、女性も37.1%から55.2%へと上昇を続けており、平成14年に引き続き、5割以上が非正規就業者となっている」

●男女別非正規就業者の割合の推移(%)
    男   女
1987年 9.1   37.1 
1992年 9.9   39.1
1997年 11.1  44.0
2002年 16.3  52.9
2007年 19.9  55.2
 ・総務省統計局[2008:33]参照

●男女別非正規就業者の割合の推移(35歳未満)(%)
    男   女
1987年 9.1   23.2 
1992年 10.5  24.9
1997年 13.0  28.7
2002年 19.5  44.3
2007年 23.1  46.5
 ・総務省統計局[2008:34]参照

●男女別非正規就業者の割合の推移(35〜54歳)(%)
    男   女
1987年 4.6  47.3 
1992年 3.7  48.5
1997年 3.6  51.1
2002年 6.5  57.2
2007年 8.5  58.0
 ・総務省統計局[2008:34]

●男女別非正規就業者の割合の推移(55歳以上)(%)
    男   女
1987年 26.9  45.9
1992年 26.7  51.0
1997年 26.6  55.6
2002年 34.2  62.7
2007年 37.4  64.3
 ・総務省統計局[2008:34]


◆非正規雇用者の現状2
●正規雇用と非正規雇用の労働者の推移(万人)
    正規  非正規(%)
1985年 3,343  655(16.4) 
1990年 3,488  881(20.2)
1995年 3,779  1,001(20.9)
2000年 3,630  1,273(26.0)
2005年 3,374  1,633(32.6)
2006年 3,411  1,677(33.0)
2007年 3,441  1,732(33.5)
2008年 3,399  1,760(34.1)
2009年 3,380  1,721(33.7)
2010年 3,355  1,756(34.4)
2011年* 3,185  1,733(35.2)
 ・2011年は、岩手県、宮城県及び福島県を除く
 ・2000年までは総務省「労働力調査(特別調査)」、2005年以降は総務省「労働力調査(詳細集計)」を用いて、厚生労働省が作成
 ・厚生労働省編[2012:167]

●一般労働者の世代別賃金(月給ベース、千円)
   正社員・正職員 正社員・正職員以外
〜19  168.1       151.3
20〜24 200.5       164.5
25〜29 235.0       187.8
30〜34 271.3       198.8
35〜39 309.5       201.2
40〜44 350.5       193.4
45〜49 383.7       191.5
50〜54 389.8       190.3
55〜59 372.5       193.9
60〜  289.2       214.1
 ・厚生労働省大臣官房統計情報部「賃金構造基本統計調査」(平成23年)より、厚生労働省が作成
 ・厚生労働省編[2012:168]


◆関連リンク
◇内閣府政策統括官『H17青少年の就労に関する研究調査』(2005年7月)→http://www8.cao.go.jp/youth/kenkyu/shurou/shurou.html
◇総務省統計局「平成19年就業構造基本調査 結果の概要(速報)」(2008年7月)→http://www.stat.go.jp/data/shugyou/2007/pdf/gaiyou.pdf
◇内閣府『平成24年度「若者の考え方についての調査」(ニート、ひきこもり、不登校の子ども・若者への支援等に関する調査)』(2013年3月)→http://www8.cao.go.jp/youth/kenkyu/thinking/h24/pdf_index.html

▼参考文献
■厚生労働省編、2012『平成24年版 厚生労働白書――社会保障を考える』.
■厚生労働省編、2013『平成25年版 厚生労働白書――若者の意識を探る』.

▼関連

◆20121007, 1010, 1012, 20130101, 0802*, 1121

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