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機関委任事務（agency delegated function）
◆概要
□「知事・市町村長はそれぞれ住民によって選挙される地方自治体の執行機関であり、地方自治体の事務を処理する責任を有しているが、そのほかに法令に基づく国の事務も管理執行しなければならない。この委任された国の事務を機関委任事務という。この事務に関しては主務大臣の指揮監督を受け、その執行に関して違法または怠るものがあるときは職務執行命令訴訟を経て代行されることがある」（辻山［1999：182］）
注：機関委任事務は、政府の地方分権推進委員会の勧告によって、廃止が勧告され、2000年4月に廃止され、法定委任事務となった。
▼文献
●辻山幸宣、1999「機関委任事務」庄司・木下・武川・藤村編［1999：182］
●――――、2004「機関委任事務」伊東編［2004：139］
■庄司洋子・木下康仁・武川正吾・藤村正之編、1999『福祉社会事典』弘文堂.
■伊東光晴編、2004『岩波現代経済学事典』岩波書店.
▼関連
◇団体委任事務
◆20110722, 20121231, 20130806*
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