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東京大学出版会『公共社会学』
▼概要
□「本シリーズは、東京大学社会学研究室が10年近くにわたって取り組んできた共同研究の成果をまとめたものである。［…］
この共同研究の一環として、2004年度から2007年度にかけて、「ジェンダー、福祉、環境、および多元主義に関する公共性の社会学的総合研究」（基盤研究（A）研究代表者・上野千鶴子）という課題名の文部科学省科学研究費補助金の交付をうけて、いくつかの調査研究を実施した。その成果も取り入れられている」（盛山・上野・武川編［2012：i］まえがき）
▼リスト
■盛山和夫・上野千鶴子・武川正吾編、2012a『公共社会学1――リスク・市民社会・公共性』東京大学出版会.
●盛山和夫、2012a「現代の危機と公共社会学という視座」盛山・上野・武川編［2012a：1‐8］
●盛山和夫、2012b「公共社会学とは何か」盛山・上野・武川編［2012a：11-30］
●佐藤健二、2012「公共性の歴史的転換」盛山・上野・武川編［2012a：31-50］
●瀧川裕貴、2012「信頼の社会関係資本――コールマンの分析的公共社会学」盛山・上野・武川編［2012a：51-69］
●三谷武司、2012「システム合理性の公共社会学――ルーマン理論の規範性」盛山・上野・武川編［2012a：71-86］
●常松淳、2012「責任の社会学――自然主義的アプローチをめぐって」盛山・上野・武川編［2012a：87-104］
●似田貝香門、2012「〈実践知〉としての公共性――阪神・淡路大震災の自立支援」盛山・上野・武川編［2012a：107-121］
●宮本直美、2012「市民的公共性と芸術――市民社会における再現前的公共性」盛山・上野・武川編［2012a：123-138］
●吉野耕作、2012「多民族社会における高等教育の公共性――マレーシアにおける国家と民間」盛山・上野・武川編［2012a：139-155］
●飯島祐介、2012「世俗社会における宗教と公共性――ハーバーマスの宗教論をめぐって」盛山・上野・武川編［2012a：157-173］
●李永晶、2012「現代中国における儒教的公共性」盛山・上野・武川編［2012a：175-190］
●松本三和夫、2012「テクノサイエンス・リスクと知的公共財」盛山・上野・武川編［2012a：193-211］
●寿楽浩太、2012「原子力発電所をめぐる公共性と地域性」盛山・上野・武川編［2012a：213-231］
●定松淳、2012「ダイオキシン論争の分析――政治性に対する政治的な批判を越えて」盛山・上野・武川編［2012a：233-249］
●立石裕二、2012「環境問題における批判的科学ネットワーク――長良川河口堰問題の1970年代と1990年代」盛山・上野・武川編［2012a：251-266］
■盛山和夫・上野千鶴子・武川正吾編、2012b『公共社会学2――少子高齢化社会の公共性』東京大学出版会.
●上野千鶴子、2012「社会学の再興のために」盛山・上野・武川編［2012b：1-12］
●武川正吾、2012「グローバル化と個人化――福祉国家の公共性」盛山・上野・武川編［2012b：15-32］
●冨江直子、2012「「生存権」の理論における共同性――戦後日本における「権利」の言説」盛山・上野・武川編［2012a：33-52］
●高橋康二、2012「コーポレート・ガバナンスにおける分配公正」盛山・上野・武川編［2012b：53-68］
●金成垣、2012「福祉国家とポスト福祉国家のはざまで――中国の福祉改革のゆくえ」盛山・上野・武川編［2012b：69-86］
●李蓮花、2012「後発福祉レジームにおける社会政策――韓国と台湾を比較して」盛山・上野・武川編［2012b：87-103］
●上野千鶴子、2012b「ケアの社会化と新しい公共性」盛山・上野・武川編［2012b：107-128］
●山根純佳、2012「ケアワークのジェンダー平等と公共性」盛山・上野・武川編［2012b：129-147］
●阿部真大、2012「介護と相続をめぐる公共性」盛山・上野・武川編［2012b：149-169］
●朴姫淑、2012「福祉におけるローカルガバナンス」盛山・上野・武川編［2012b：171-189］
●山下順子、2012「福祉NPOと市民参加――NPOは市民参加を促進するか」盛山・上野・武川編［2012b：191-211］
●白波瀬佐知子、2012「若者の格差――意識とライフコースからの考察」盛山・上野・武川編［2012b：215-234］
●赤川学、2012「人口減少社会の地域づくり」盛山・上野・武川編［2012b：235-252］
●佐藤博樹、2012「ワーク・ライフ・バランスと働き方」盛山・上野・武川編［2012b：253-269］
●佐藤香、2012「仕事と家庭における公正――生活時間からみた国際比較」盛山・上野・武川編［2012b：271-285］
◆20130328, 0720*
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