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山口節郎（やまぐち・せつろう）
▼人
□関西学院大学教授。社会学。
▼文献
■山口節郎、2002『現代社会のゆらぎとリスク』新曜社.
▼引用
■山口節郎、2002『現代社会のゆらぎとリスク』新曜社.
□「汚染源、あるいは汚染物質と被害者との間に明確な因果関係を確定することはますます困難になっているのである。ところが、こうした汚染や環境破壊を防止・修復し、汚染者の責任を追求（ママ）し、被害者の救済と補償を行うことが期待されている現行の法や規制は、依然として伝統的な因果的思考や個人主義的責任原理（individualistisches Schuldprinzip）をその基礎においており、被害発生の仕組みが単純な事故や事件、あるいはまた少数の個人の間に発生する容易に確定可能な加害-被害関係を想定してつくられている。[…]個人や個人企業の責任が原則的に立証不可能な集合的危機（Allegefährdung）に適用されるとき、法の厳格な適用は、先にもみたように、問題の解決につながるどころか、かえってその解決を妨害することになる」（山口節郎［2002：160］）
△キーワード：リスク 因果関係
▼メモ
◆リスク社会論
□「ベックは、リスク社会の特徴として「帰責の不可能性」（nicht zuredhenbar）、「被害の補償不可能性」（nicht kompensierbar）を挙げる（Beck[1988：120] cf.山口節郎［2002：155］）」
△キーワード：リスク ベック
□「リスクの社会的構築については、山口節郎［2002：191‐207］、石原浩二[2004]、中山竜一[2004]」
△キーワード：リスク 社会的構築
◆20100122, 0303, 0502, 0524, 20130105
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