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小塩隆士（おしお・たかし 1960-）
▼人
□経済学。東京大学。経済企画庁。神戸大学→一橋大学教授。
▼文献
■小塩隆士、1999『市場の声――政策評価機能発揮のために』中公新書.
■小塩隆士、2005『人口減少時代の社会保障改革――現役層が無理なく支えられる仕組みづくり』日本経済新聞社.
▼引用
■小塩隆士、1999『市場の声――政策評価機能発揮のために』中公新書.
□「市場メカニズムは、うまく機能しさえすれば資源の有効な配分を促し、人々の経済的利益を高める有力な手段であることは否定できない。政府の打ち出す政策がその市場メカニズムに基づいて評価されることも、基本的には望ましいと言えよう。われわれは、政策評価のために選挙という政治的な手段だけでなく、市場という経済的手段を手に入れつつある。
この仕組みは「市場民主主義」と呼んでもよいだろう。しかし、民主主義を支える個々の市民に主体性や自己責任がなければ、民主主義が愚民政治に陥りやすいのと同様に、市場参加者を支える各主体に自己責任がなければ、市場民主主義は経済混乱の原因となるだけである」（小塩隆士[1999：180]）
△キーワード：市場 自己責任
◆20100214, 0305, 0502, 0523, 20130106
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