松田道雄（まつだ・みちお　1908-1998）

▼人
□小児科医。京都大学医学部。

▼文献
●松田道雄、1996「老いの思想」井上・上野・大澤・見田・吉見編[1996：27-37]
●松田道雄、1973「私のニヒリズム」『毎日新聞』（1973-3-20）.
●松田道雄、1983「安楽死について」『安楽死』岩波ブックレット（24）.→松田[1988：35-62]
●松田道雄、1986「患者の自己決定権はなぜ必要か」『世界』（1986-8）.→松田[1988：63-86]
●松田道雄、1986「市民的自由としての生死の選択――老人問題のコペルニクス的転回」『シリーズ老いの発見2　老いのパラダイム』岩波書店.→松田[1988：87-107]

■松田道雄、1973『自由を子どもに』岩波新書（879）.
■松田道雄、1988『わが生涯　わが思想』岩波書店.

■井上俊･上野千鶴子・大澤真幸・見田宗介・吉見俊哉編、1996『岩波講座現代社会学26　社会構想の社会学』岩波書店.

▼引用
●松田道雄、1973「私のニヒリズム」『毎日新聞』（1973-3-20）.
□「[…]人間ははかない、つかのまの存在だということをもっと自覚するのが私のニヒリズムだ。
　一切はむなしいもので、確実なのは、かりそめの命だけだ。人間はもろい存在なのだから、お互いに、このもろいものを大事にしあいましょう。というので連帯がでてくるのだと思う。
　その連帯が道徳なのだ。道徳には、いまあやうくも生きている、ひとりひとりの人間が責任をもつべきなのだ。
　道徳は、いま生きている人間同士の同意なのだ。連帯の道徳はやさいしさともいえよう」

△キーワード：責任　連帯

▼関連リンク
◇生存学HP→http://www.arsvi.com/w/mm05.htm

◆20100212, 0302, 0502, 0530, 20110124, 20130107

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