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吉川徹（きっかわ・とおる 1966‐）
▼人
□大阪大学大学院人間科学研究科准教授。
▼文献
■吉川徹、2009『学歴分断社会』ちくま新書（772）.
●吉川透、2010「採用は大卒と高卒を半々で」『朝日新聞』（2010年2月10日17面）.
▼引用
●吉川透、2010「採用は大卒と高卒を半々で」『朝日新聞』（2010年2月10日17面）.
□「2005年の「社会階層と社会移動全国調査」などによれば大卒の親は子どもの大学進学を望み、高卒の親は子どもが高卒でかまわないと考えている。大卒の親から大卒の子どもが、高卒の親からは高卒の子どもがというように学歴が親から子に受け継がれるのが主流だ。その結果、今の日本は大卒層と高卒層が全人口のほぼ半分ずつを占める「学歴分断社会」になっている」
□「かつては高校が就職先を割り当ててくれていたが、今は進路は自分で自由に選びなさいと言われる。高卒就職層は、職を得るために決め手になる職業経験も、資格も大卒学歴も持たずに社会に放り出され、不安定で将来性に乏しい働き方を強いられている。より高い職業人としての心構えを持たせる教育が必要で、高卒就職の人生や大卒の人生に、それぞれどのような可能性とリスクがあるかを、きちんと教えるべきだ」
□「大卒層と高卒層の人口比が半々であるのに合わせ、採用の際も、リストラの際も、大卒・高卒を半分ずつにするのが真の公平というものだ」
△キーワード：学歴分断社会 機会の平等
◆20100213, 0302, 0502, 0602, 20130107
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