飯田祐子（いいだ・ゆうこ　1966-）

▼人
□近代日本文学。名古屋大学。神戸女学院大学教授。

▼文献
●飯田祐子、2000「自己決定」『現代思想』28-3：124-127.

◆メモ
□「飯田祐子は、自己決定が問題となる具体的な事柄として、つぎのように述べる「医師に対する患者の自己決定の問題、臓器移植や、安楽死や尊厳死など、当事者の範囲が広くなれば、決定に関わる「自己」の範囲をそもそもどのように定めるのか、具体的な問題の立て方に違いが生じる。リプロダクティブ・ライツと関わる自己決定についても、妊娠や避妊と中絶がジェンダー規範と関わって女性の権利として事柄を扱われる場合と、選択的中絶など、優性との関わりで事柄が扱われる場合とでは、一括りにし得ない複雑さが生じる。性的自己決定も、それが社会的な規範としての性道徳と対立するものとして抽象的に扱われる場合と、売買春における自己決定の問題のように、当事者にあきらかに立場の異なりがある問題として扱われる場合とでは、一括して語ることはできない」（飯田祐子[2000：125]）

△キーワード：自己決定

◆20100218, 0302, 0502, 0524, 20130105, 0322

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