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花崎皋平(はなざき・こうへい 1931-)


▼人
□哲学・社会思想。東京出身。東京大学。北海道大学助教授。著述業。
▼文献
●花崎皋平・川本隆史、1998「自己決定権とは何か」『現代思想』26‐8(1998‐7):44-56.
▼引用
●花崎皋平・川本隆史、1998「自己決定権とは何か」『現代思想』26‐8(1998‐7):44-56.
□「[…]十分な情報を与えればちゃんとした「自己決定」が可能になるし、そうした決定には(このところ急に流行り始めた不気味な用語ですが)「自己責任」が伴うんだ、というふうな脅し文句に悪用される」(花崎・川本[1998:48])

△キーワード:自己責任

□「私は人間は応答的な存在だ、という命題を基礎に置いて考えていまして、いま言われたように、呼びかけられてそれに応ずるという受動性が最初にあって能動性が発揮されるのではないか。[…]この受動性は、結果に「責任」をもてという圧力で「責任」を求められてそれに応じる形での、能動性という衣をまとった受動性とは内面において位置する層がちがいます。他者の求めに応答する(レスポンスする)という「責任」意識を含まない自己決定は、自分の利害、損得に絡めとられる受動性にみちびかれたりします」(花崎・川本[1998:51])

△キーワード:責任 呼応 ミル 自己決定権


▼メモ
□「最首悟について、川本隆史、立岩真也に言及がある。(川本[1998:61-3][2000]、花崎・川本[1998]、立岩真也[2000:312-3/351][2003:121])。最首悟はこのような義務-権利概念を、シモーヌ・ヴェイユ(Simone Weil 1909-43)から着想を得たと述べている」

△キーワード:責任 呼応 内発的義務 最首悟


◆20100220, 0301, 0502, 0519, 0523, 20130105
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