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Frankfurt, Harry G.（1929-）
▼人
□プリンストン大学名誉教授。
□「現代アメリカの哲学者。重複決定（over-determination）の事例を用いて、自由意志論を反駁した。さらに、人の欲求（動機）の階層性に注目し、高階の欲求を通じて同化（indetification）した（すなわち、自分の本心とみなした）欲求に基づく行為が自由である、と主張して、自由に関する両立論を唱えた」（成田［2006：749］）
▼文献
●Frankfurt, Harry G. 1969. "Alternate Possibilities and Moral Responsibility." Journal of Philosophy 66 : 829-839. →Fischer［2005：III 251-259］＝三ツ野陽介訳、2010「選択可能性と道徳的責任」門脇・野矢編・監修［2010：81-98］
●Frankfurt, Harry G. 1971. "Freedom of the Will and the Concept of Person." Journal of Philosophy 68 : 5-20.＝近藤智彦、2010「意志の自由と人格という概念」門脇・野矢編・監修［2010：99-127］
■Fischer, John Martin. (ed.) 2005. Free Will Critical Concepts in Philosophy（I-IV）. Routledge.
■門脇俊介・野矢茂樹編・監修、2010『現代哲学への招待Anthology 自由と行為の哲学』春秋社.
▼参考文献
●成田和信、2006「フランクファート、ハリー・ゴードン」大庭・井上・加藤・川本・神崎・塩野谷・成田編集委員［2006：749］
■大庭健・井上達夫・加藤尚武・川本隆史・神崎繁・塩野谷祐一・成田和信編集委員、2006『現代倫理学事典』弘文堂.
◆20100704, 0915, 20130104, 20130321, 20150419
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