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Boudon, Raymond.（1934-）
▼人
□「フランスの理論社会学者・数理社会学者。高等師範学校卒業。パリ大学教授。統計学的手法や数理モデルやシミュレーションを応用した独創的な研究を多く手がけている。『機会の不平等』では、高等教育への進学率上昇によって出身階層間の教育機会の平等化が進んでも、世代間での階層移動で平等化が進まないのはなぜか？、という問題を、単純な数理モデルにより解明し、教育社会学分野を中心に高い評価を得た。経験的データの詳細な分析と、現象に潜むメカニズムの抽象化をともに高い水準で融合させることに成功している。また合理的選択理論への貢献には、ゲーム理論を応用した相対的剥奪現象の定式化がある」（浜田[2012：1106]）
▼文献
■Boudon, Raymond. 1973. L'Inégalité des Chances. La mobilité sociale dans les sociétés industrielles.＝1988、杉本一郎、山本剛郎、草壁八郎訳『機会の不平等――産業社会における教育と社会移動』新曜社.
■Boudon, Raymond. 2001. The Origin of Values: Sociology and Philosophy of Beliefs. Transaction.
▼参考
■Boudon, Raymond. 1973. L'Inégalité des Chances. La mobilité sociale dans les sociétés industrielles.＝1988、杉本一郎、山本剛郎、草壁八郎訳『機会の不平等――産業社会における教育と社会移動』新曜社.
□Boudon[1973＝1988]には、教育機会不平等の研究がある。
△キーワード：機会の平等
▼参考文献
●浜田宏、2012「ブードン」大澤・吉見・鷲田編集委員・見田編集顧問[2012：1106]
■大澤真幸・吉見俊哉・鷲田清一編集委員・見田宗介編集顧問、2012『現代社会学事典』弘文堂.
◆20100504, 0523, 20130104, 0321
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